2017年3月アーカイブ
静岡市の南に駿河湾を見下ろす日本平があります。
駿河湾と清水港、富士山を見晴らす風光明媚な観光地です。
ここにも茶園が広がっています。
明治初期に徳川幕臣や川越人足などが「牧の原大茶園」を切り開いたことは有名ですが、日本平も同時期に清水の次郎長などが関わりながら開拓された茶園が広がっています。
日本武尊の所縁の地で近くには草薙神社、少し離れて焼津(やいづ)があります。
今日の朝茶はセミナーで使った「日本平(にほんだいら)」。爽やかな味わいです。
日本の国造りの歴史や、明治の先人の苦労に思いを馳せながら頂きます。 ( ^^) _旦~~
新茶が気になり始めるこの頃、今年はいつ頃で始めるのでしょう?
「積算温度」という言葉があります。
茶は立春から毎日の平均気温を足していって合計が1070℃になるころが摘み時と言われています。
実際にはそれより早い芽がまだ小さい頃から摘採が始まり1070℃を過ぎるころまで掛かります。
それとは別に他の植物農産物の生育を先行指標にする見方もあります。
「筍の早い年はお茶も早い」などです。筍の豊作の年はお茶も豊作ではあるようです。
筍と同様に、地温が高くなるとお茶の根も活発に動き始めます。
こちらも今年は少し遅いようです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6234623
新茶のシーズンが近づくと、「今年は何日ごろから新茶が始まるのか?」と問い合わせが参ります。
農協の職員も管内の茶園を巡回して平年比あるいは昨年比何日±という情報を集計します。
茶市場の職員も静岡県内外の茶園の情報の収集に余念がありません。
詳しい情報が纏まるのは4月初旬ですが、現在の様子では平年比3,4日遅れの様子です。
これも4月に入ってからの気温の具合で早まったりします。
何れにしても農家茶商とも遅霜を心配しながら天気予報が気に掛かるシーズンです。
今日の朝茶は「春待ち茶」(864円/80g)。
薄めで淹れてみましたが、質の良い風味が感じられました。 ( ^^) _旦~~
今日も健やかにお過ごしください。
年度末から新年度にかけて各種総会が予定されています。
町内会の総会が終わり、昨日は日本茶インストラクター協会静岡ブロック県支部総会でし。
総会議事も無事承認され、認証式では新しく認定された日本茶インストラクター・日本茶アドバイザーさんに認定証をお渡ししてお役目を果たしました。!(^^)!
月末には協会本部の総会、月が替わって茶業組合の総会と続きます。
形式のようですが、そこで承認された計画を元に新たな事業が始まります。
有意義な事業が沢山計画されています。
今日の朝茶は「瑞祥」(1080円/100g)
昨日の疲れも抜けて、張り切っていきましょう。 ( ^^) _旦~~
※ リアルタイムでは見られなかったけれど、稀勢の里凄かったですね。!(^^)!
市議会議員選挙も終わり悲喜交々。当選された議員さんにはご活躍を祈念致します。
国会は証人喚問とかで連日騒がしく、審議俎上の法案が70もあって滞っているみたいです。
国会議員の報酬を日割りにすれば毎日何十億円も国会空転で無駄!?
早く正常に戻ればいいですね。
今日の朝茶は「H28年大走り新茶」(1836円/100g)。
初倉から金谷、勝間田辺りの牧の原周辺のお茶です。まろやかな味わい、ミル芽の香り。 ( ^^) _旦~~
1年前の新茶を思い起こします。そして、もうすぐ始まる今年の新茶に期待を膨らませます。
今年は3,4日遅れの模様。15日頃から徐々に忙しくなりそうです。
お盆の外の湯呑みは2煎目。
昨日は町内会の総会。会計担当としては議事が無事承認されてほっと一息と言ったところ。
割と出入りの少なかった町内、昔は1戸建ての世帯が80戸ほどだったのが少し減ってマンションが出来てそちらの住民が40世帯ほど。
雰囲気も少しずつ変わりコミュニティーとしてのあり方も知らずに変化してきています。
それでも仲のいい町内、総会後はお弁当を頂きながらよもやま話に花が咲きます。
今日の朝茶は本山内牧、杉本さんの「手摘み/さえみどり」(1400円/30g、400円/8g)
優しい香りと、穏やかでしかもしっかり濃厚な味わいです。 ( ^^) _旦~~
急須は常滑貴資(たかすけ)の「浅丸茶色三つ葉柄」(310cc)
艶消しが落ち着いた風情です。
講談社現代新書の中にドイツ文学者の手塚富雄さんの書いた「いきいきと生きよ -ゲーテに学ぶ- 」と云う本があります。
「全ての事はゲーテが言った」などと云われるほどゲーテは多くの箴言を残しています。
それらをピックアップして氏が解説を加えたものです。
私にとっては20代の頃から手元にあって、時々ペラペラめくる本です。
その中で気に入っている言葉。「怒りは怠惰の代名詞である」
怒りや不満には必ず原因があってそれを見付けて解決すれば解消するものです。
怒りや不満が収まらないとすればそれは解決に向けて行動していないからだ、すなわち怠惰であると...。
私には耳の痛い話です。(^_^;)
今日の朝茶は「梅ケ島」(1080円/100g)。
強い香気としっかりとした甘渋味の存在感のあるお茶です。
好き嫌いが分かれますが、10人に1人位大好きになる方がいらっしゃるお茶です。 ( ^^) _旦~~
標高600m~1000mの厳しい環境の高地で黙々と栽培されてきたお茶です。
私も不満など言っている場合じゃないですね。
当店は先代の頃からずっと本山茶を主体にお茶販売をしています。
本山茶の中でも安倍川筋藁科川筋がありますが、昔は藁科川筋がほとんどでした。ここが当店の原点です。
今日の朝茶は奥藁科。
旧安倍六ヶ村と云われる玉川・大河内・梅ケ島・清沢・大川・井川の内清沢大川の自園のお茶です。
(※ 旧安倍六ヶ村:静岡市に編入される前の北部上流域の村です)
今、山は急速に荒廃に向かっています。それに歯止めを掛けようと施策も施されていますがまだまだインパクトが足りません。
奥大井川の村の茶業の変遷の論文を見ると19世紀後半から20世紀、様々な時代の荒波にもまれながら他産業と縄をなうように浮き沈みを繰り返している様子が見てとれます。
長い目で見れば山の荒廃も1つの時代ですが判断を誤れば行く先は大きく違ってきます。
800年の歴史のあるこの茶産地を何とか守ってゆくのが私たちの使命と思っています。
馥郁とした香りをいつまでも! ( ^^) _旦~~
今日の朝茶は定番「瑞祥」(1080円/100g)。
人気のある定番商品も「これで良いのか!?もっと美味しくならないか!?」と考えます。
もちろん今まで考えてきた末の香味ですから簡単に変えられるものでもありません。
でも現状に満足することなく商品を磨いてゆくことが肝要と思っています。
仕事は動いていないように見えても日々動いています。
今日も朝茶を美味しく頂いて仕事です! ( ^^) _旦~~
今日の朝茶は「瑞祥」(1080円/100g)。
淹れる直前に2,3回急須を回して淹れました。
深蒸し茶のオリが出て、1煎目からお抹茶風のまったりとした濃厚な味わいです。
2煎目も濃厚。何時もの2煎目より渋みが強く感じられます。
(多分)深蒸し茶を、「急須を廻して淹れたほうが美味しく入る。」ということを仰る方がいらっしゃいます。
昔、静岡の茶問屋の有名な茶方(主に仕入れ担当、加えて仕上げ)で「お茶は静かに淹れなくちゃ駄目だ!」と強く言われた方がいたと聞いたことが有ります。
甘く出るか渋く出るか、皆さまも是非お試しください。
お料理をしているみたいで楽しいですよ! ( ^^) _旦~~
ノロウィルスの中毒被害が広がって心配でしたが発生場所がほぼ特定されて少し安心しました。
分からぬままではお海苔屋さんへの風評被害も懸念しました。
ノロウィルスと云えば随分前に昭和大学の島村教授が茶に含まれるEGCG(エピガロカテキンガレート)が
殺菌効果があるとシャーレ上の実験報告をしています。
小学校の給食時にお茶を飲めば幾らかの予防効果が期待できたのかと推測します。
静岡県では学校でのお茶普及を推進する事業案が県知事から発案されて具体化に向けて動いています。
学校に限らず、食事時にお茶を飲む習慣で食中毒の何割かは防げると期待しています。
今日の朝茶は「天下人」(1404円/100g)。
足久保独特の茶の香りが心地よいです。 ( ^^) _旦~~
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