2017年9月アーカイブ
先日のオーストラリアからのお客様、静岡市内のお茶の試飲をして頂きました。
足久保、梅ケ島、中藁科、清沢、と牧の原。
2人とも梅ケ島が良いとおっしゃいました。
矢張り、香りのはっきりと感じられるものが良いのでしょうか。
次に梅ケ島を60℃と90℃で淹れて飲み比べをして頂きました。
「なるほど、これだけ味が変わるんだ!」という表情。
奥様がお茶好きのご自宅には複数の温度設定が出来るポットのようなものがあるとか。
これからは工夫しながら日本茶を飲んで頂けることでしょう。
今日の朝茶は「梅ケ島」(1080円/100g)。 ( ^^) _旦~~
strong and thick と言えばいいのでしょうか?
英語勉強したほうが良いでしょうか!? (^_^;)
今日も元気にお過ごしください。\(^o^)/
昨日の朝茶は内牧杉本晴一さんちのさえみどり。
今日は同じく内牧の森内吉男さんちの手摘みやぶきた。
2人は内牧の両巨頭と云って良いでしょう。いや、全国レベルで行っても引けを取らない。
本年全国茶品評会で森内さんが1等3席に入賞したことが証明しています。!(^^)!
2人からは当たり前にお茶を仕入れ当たり前に茶手揉みの指導を受けていますが、
よくよく考えれば「有りえない」有難いことです。
有難うとは当たり前でないから有難うなのだと前に何処かで教わりました。
あらためて今日の朝茶。森内さんちの「手摘みやぶきた」
「ち」とは「家」の意味で、お茶作りには家族の支えが必要なことを言いたかったから。
森内さんちは文字通り夫唱婦随のおしどり夫婦。二人のぴったり合った息が高品質のお茶を作り出します。
不肖の私も見習いたいと思っている。
新茶の時より大分角が取れて飲み頃になってきました。
1煎目はまろやか、3煎目も心地よい渋みが喉を通ってゆきます。 ( ^^) _旦~~
今日も皆様、仲良くお過ごしください。 \(^o^)/
今日はオーストラリアから2人のお客様が工場見学にいらっしゃいました。
クルーズ船が清水港に立ち寄っていくつかのプログラムの中からお茶を選んでこられました。
英語が苦手な身としては、通訳ボランティア同行して下さるので心強いです。(しかも日本茶アドバイザーさん)
1時間程と云うことでしたので、いつもより端折り気味にウェルカムティー、工場見学、手仕上げ再製デモ、
テイスティング(産地のお茶、淹れ方の違いによる味の違い2種)を体験して頂きました。
手仕上デモが面白かったらしくもう一度工場へ引き返して箕の操作を体験して頂きました。
お茶に興味を持って頂ける方が増えるのは嬉しいことです。 \(^o^)/
当店は静岡市内安倍川藁科川流域の本山茶(ほんやまちゃ)を主に扱っています。
安倍川筋と藁科筋で香味が微妙に違い、中流と上流でも違います。川の左岸と右岸でも変わります。
その中でも多くの皆様にご指示を頂いているお茶。
「天下人」(1404円/100g)。
徳川家康公が御用茶園として庇護した、静岡市内足久保地域のお茶だけを仕上火入れしたものです。
足久保茶は安倍川中流から入る支流足久保川流域のお茶。川を遡れば標高600m近くになります。
味香り共に優れ、秋になると少し熟成した感じが加わってきます。
今日の朝茶は久し振りに「天下人」 ( ^^) _旦~~
今日もお元気でお過ごしください。 \(^o^)/
昨日は牧之原に行ってきました。
農研機構果樹茶業研究部門(旧国立茶業試験場)の一般公開日の見学と
茶業研究センター(旧静岡県茶業研究所)で開催された香り緑茶の試飲会参加でした。
数年の試行錯誤を経て、現在の「香り緑茶」は2時間ほどの間に5分間の撹拌3回行い
15℃の室内で12時間静置してから通常の蒸し煎茶製造に掛ける方法になっています。
撹拌作業は結構重労働なのでコンテナの茶葉を丸胴の撹拌機に送ってまた保管機に戻します。
これを繰り返す作業機です。
山間部では昔は普通にこれが行われてきました。
昼間に摘んだ茶葉を茶部屋に広げ、熱がこもらないように何度か手でひっくり返します。
山の5月の夜温はちょうど15℃位。人手があれば設備が無くてもできる作業です。
但し、天候の具合で毎日夜温が15℃と云う訳にはいかず、しっかりと再現性を確保する
ためにはこの様な大掛かりな設備の導入が必要になります。
帰りに茶葉を頂いてきました。
つゆひかりの4茶芽ですから品質はおのずから知れています。
微かながら萎凋した際の香りが出ています。
家で、電子レンジでチン、取り出してモミモミ。これを数度繰り返しました。
硬葉ですから揉み切れず、逆に広げて乾燥させました。
今日の朝茶は「香り緑茶試作品もどき」。
それなりに美味しく頂きました。 ( ^^) _旦~~
お茶の可能性が広がります。
数年後には日本茶AWARDに香り緑茶が登場するかもしれません。 \(^o^)/
丸胴型の撹拌機
生葉コンテナ。
ここから撹拌機に茶を送ります。
また、コンテナに戻します。
これを3回繰り返します。
試作品の試飲です。
頂いた生葉。
茎を取って電子レンジへ。
こんな風に出来上がりました。
微かな萎凋香。
うま味は薄いです。
お茶屋でもいろんな方からお茶を頂きます。
娘が集まりで戴いてきた安倍奥井川、標高1000m程の茶園のお茶。
安倍奥と言っても流域的には大井川の上流です。
昔は仲買商とかがいて、井川や清沢のお茶が川根茶になったり川根茶が清沢茶になったりした時代もあります。
今日早速「朝茶」で飲んでみました。
うま味は濃厚では無いものの2煎目3煎目も雑味感なく苦味も薄く心地良い渋み。 ( ^^) _旦~~
懐かしい昔のお茶、といった感じでした。
こういうお茶もほっとします。
今日も1日明るく元気にお過ごしください。 \(^o^)/
先日京都へ行った際に日本茶インストラクター仲間から頂いた貴重なお茶。
和束産の新品種「鳳春」。
まだ面積が僅か( (^_^;) )なので出回りが少ないが、もうすでに注目を集めている品種とのことでした。
ギュッと細くは揉み込んでありません。渋みを出さずにうま味のお茶を求めてのこの揉み方でしょう。
今日の朝茶はその「鳳春」。
煎茶と思って頂いたので、何日被せたか訊き逃しましたが
穏やかな覆い香と濃厚なうま味たっぷりのお茶でした。 ( ^^) _旦~~
全国で良いお茶作りに励んでいます。静岡も負けずに頑張ります。
今日も一日健やかにお過ごしください。 \(^o^)/
金土日の日本茶AWARD京都1次審査が無事終わって束の間、日曜日は静岡市手揉み茶講習会でした。
暑い中、ホイロを8台並べて皆で揉んでゆきます。
久し振りの手揉みで腰が疲れました。
生葉は本山奥の生産家の全国茶品評会入賞茶の畑の少し遅れて刈った茶葉を使いました。
葉は大きめながら内容が充実しているので初期段階、葉振では手にべとべと纏わり付きました。
今日の朝茶はその手揉み茶。
濃厚で爽やかな甘みが心地良いです。 ( ^^) _旦~~
まっすぐに伸びた茶芽あり、
ヘヤピンのように曲がってしまった茶芽ありです。
お茶は心をホッとさせてくれる飲み物です。
茶の中に含まれるテアニンというアミノ酸成分がそうさせてくれると云われます。
それも一つでしょう。
それに加えて香りの成分、湯の温かさ、湯呑みから伝わるぬくもり、それらが総合的に五感に感じ取られているのでしょうね。
茶を愛で、器を愛で、花を愛で、月を愛で、風に任せて心を遊ばせる。
そんな一時をお過ごしください。
中秋の名月は10月4日。日本茶インストラクター静岡県支部では県庁最上階展望ロビーでお月見茶会を計画中です。!(^^)!
今日の朝茶は本山茶1番茶終盤のお茶。
ミル芽感はありませんがバランスの取れた香味は身体をほっとさせてくれます。 ( ^^) _旦~~
青嵐などのブレンド用です。
今日は深蒸し茶の火入れ仕上。
新茶時期より火入の加減を少し強めにしています。
食欲の秋、秋の茶のほのかな香ばしさが美味しいお菓子をさらに引き立てます。
今日の朝茶は「緑峰(りょくほう)」(2160円/100g)。
淹れ方で香味も変わります。
社員も普段自分がイメージしている香味と違うと「え、ホント!?」と驚きます。!(^^)!
今日は60℃300ccの湯、茶葉15g、1分10秒浸出。揺すらずに1煎目。
2煎目は65℃、30秒位で急須を2,3回廻して淹れてみました。
1煎目はうま味にアルギニンの味が加わって4月のミル芽の茶の味わいが出ています。 ( ^^) _旦~~
2煎目はオリも加わってまろやかな感じに。 ( ^^) _旦~~
皆様も楽しいティーライフをお楽しみください。 \(^o^)/
土日、日本茶AWARDと云うお茶の審査会1次審査と日本茶インストラクター協会全国支部長研修会が
立て続けにあって忙しく過ごしました。
どちらも日本茶の将来を切り開くための大事な取り組みです。!(^^)!
来週は京都で、再来週は静岡でもう1回審査会。9月から11月は土日がやけに忙しいです。
今日の朝茶は「青嵐(せいらん)」(648円/100g)。落ち着いたうま味と渋みが体を元気にしてくれます。 ( ^^) _旦~~
週初めの月曜日、既にお茶の注文も入っています。今日も張り切っていきましょう。 \(^o^)/
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