「お茶とチーズのマリアージュ」という会に参加してきました。
よく理解できなかったので改めて試してみました。
まずネットで調べると「マリアージュ、ペアリング、マッチング」などの言葉があります。「マッチング」は企業の提携などの際に使われることが多く最近は使われていない様子。
「マリアージュ」と「ペアリング」は似たようなニュイアンスながらある方のコメントでは、マリアージュは2つが一緒になって新たな味を生んでゆくような感じ。ペアリングはいい相性とか。言葉を変えるとマリアージュは夫婦一体、ペアリングは恋人同士か男女共同参画みたいなことか? (^^;)
お茶とチーズが組み合わさってアウフヘーベンする味になることはあるのだろうか!
組み合わせのヒントとして、ワインと食べ物との組み合わせの基本は重いワインには重い料理、軽い料理には軽いワイン。チーズとワインを合わせるのに同じ産地のもので合わせる、というのがあった。チーズ作りにおいてその産地のチーズに合うように製造の工夫を重ねてきただろうことは想像に難くないので同じ地域のチーズとワインが合うのはある意味当然かもしれない。お茶とチーズは産地が違うのでここは参考にならない。
そこで、お茶の「何」がチーズの「何」にどう合うのか。産地とかは無視して、サンプルのお茶の持つ成分と香味、合わせるチーズの成分と香味がどうなっているのか。それらが口中でどうなってゆくのか。そこに見当をつけて組み合わせを考える。
茶 種 |
濃い目 |
薄目 |
茶葉・温度・浸出時間 (湯量200cc) |
茶葉・温度・浸出時間 (湯量200cc) |
|
手摘み足久保 上品なミル芽香、 濃い目に出すと少し苦み |
15g、 60℃、 70秒 |
4g、 65℃、 70秒 |
熟成本山茶 少し枯れた重厚な香り 落ち着いた滋味 |
12g、 60℃、 70秒 |
4g、 70℃、 60秒 |
富士宮やぶきた テロワールは余りない 素直なうま味 |
12g、 60℃、 60秒 |
4g、 70℃、 50秒 |
牧之原深蒸し 優しいミル芽香 穏やかなうま味甘み |
12g、 60℃、 50秒 |
4g、 70℃、 40秒 |
川根和紅茶 甘いキャラメル用の香り 甘い味わい切れの良い少なめの渋み |
5g、 100℃、 180秒 |
3g、 100℃、 180秒 |
※チーズは家にあったスモーキーなクリームチーズとコンテを使用。
まだ良く分からないのでざっくりした感想を。
昨日の体験では印雑131以外はお茶がチーズに負けていると感じたので濃い目にしたらどうなるのかと考え濃いめと薄めの2種類を用意した。
結果は極端な濃い目はお茶として成立しないのでマリアージュ以前にダメでした。
薄目の方の茶で、乳のこってりとした味と醗酵臭に負けないものは和紅茶、次に熟成本山茶、次に富士宮でした。和紅茶はチーズと対話が出来ている感じ、熟成本山茶はまあ受け答えはしているかな、富士宮はさらり受け流している感じ。残りのお茶はチーズに負けている。結婚相手を考え直したほうが良い。!(^^)!
とまあ、そんな感じでした。
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