[ 2020 茶の便り 11/21 ] 甘い水

「お茶に含まれる糖質が、浸出したお茶でどこまで甘味を感じさせているのか?」
ということが話題になったのでちょっと試してみました。

お茶には47.7%の炭水化物(糖質)が含まれていますが殆んど(46.5%)が食物繊維です。
差引1.2%がブドウ糖果糖ショ糖などの甘味を感じさせる糖分と仮定します。

(上の「食物繊維」をクリックすると「食品成分データベース」が出ます。
まず「茶」で検索し次に「表示成分選択」をクリックして「その他」の「すべて」にㇾ点を入れて「結果を表示」をクリックすると出て来ます。)

 

茶葉には約1%の糖分が含まれます。
一人分のお茶を3gの茶葉で100cc余りの湯で作った場合を考えます。
3gの茶葉に0.03gの糖分があって、全て溶けだしたとすると0.03%水溶液になります。
これが目安です。

 

で、どこまで薄くても甘みを感じられるのか濃度の違う砂糖溶液を作りました。
①100ccの水に1gの砂糖を溶かしたものを作ります。(1%水溶液)
②これをさらに10倍に薄めたもの(0.1%)、③33倍に薄めたもの(0.03%)、
④100倍に薄めたもの(0.01%)を作ります。

1%ははっきり甘みを感じます。0.1%はかすかに甘みを感じます。
0.03%(茶を想定)は全集中して水と飲み比べて何とかかすかに甘味を感じました。 !(^^)!

他の成分との相乗効果、逆に相殺があると思うのでこれだけでは何とも言えませんが、
若干の効果はあるのかなと思いました。

 

 

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    水     ④ 0.01%    ③ 0.03%    ② 0.1%    ① 1.0%     

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